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映画のクリエイティブ要素としての「日本」田近 昌也(UCLA School of Theater, Film And Television, Producers Program)

世界中のあらゆる情報が短時間で簡単に手に入るようになった現在、アートにおいても、作品のインスピレーションの源は世界中から得ることができる。多くのハリウッド映画や米国で公開されているテレビ番組においても、多数派である白人社会の文化以外の要素が、作品のメインのテーマとなっていることも多く、映画の基となる小説やストーリーも世界中のマーケットから探し出されている。その中で、「日本」というキーワードが重要な意味をもつ作品が、ハリウッドの有名な監督やプロデューサーによって手がけられることも多く、それらの作品は、世界中の人々が日本に目を向けるひとつのきっかけになっている。 本稿では、ハリウッド映画において「日本」がどのように取り上げられているのかを、いくつかのパターンに分類するとともに、日本と関係の深い映画をハリウッドで製作する際に適した予算規模や傾向などについて考察したい。

目次

1. はじめに
2. 日本が関わったハリウッド映画作品の分類
3. 作品の舞台としての日本
4. 戦争の敵役として
5. 日本と関係の深い作品の予算規模
6. 共感を引き出すことの重要性
7. 日本のIP作品
8. 日本人キャラクターと日本のマーケット
9. 日本のマーケットの価値—世界3位の現状
10. まとめ

基本情報

ページ数
13ページ
出版社
経済産業省
言語
日本語
発行年
2016年