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「感情」から書く脚本術 心を奪って釘づけにする物語の書き方カール・イグレシアス

本書は、コンテンツの受け手がいかに感情にのめり込むかを理解し、感情的にインパクトのある脚本の書き方を解説している。ハリウッドの基本出るキャラクター設定、場面のデザイン、セリフまでを詳細に説明している。

コメント

本書は、キャラクターを中心に脚本を創っていくプロセスが詳細に解説されている。コンテンツを成功に導くための人を釘付けにするストーリーは、魅力的なキャラクター設定とそのキャラクターが欲していることの「感情」の理解が重要である、と紹介している。脚本の魅力を高めるための要素を学ぶことのできる重要な書籍である。

目次

INTRODUCTION 感情をお届けする商売
 また脚本の書き方? 
 感情についての一考察
 感情を売るビジネス、それがハリウッド
 感情を掻き立てる技巧
 脚本家としての2つの仕事
 話術巧みに語るための3つの感情
 キャラクターの感情対読者の感情
 この本のゴール
 ちょっと警告

CHAPTER 1 読者:唯一のお客さん
 読者は最初の観客
 下読みは門番だ
 下読みは知性的、しかも情報通
 下読みはブラックな労働で疲幣している
 でも下読みは脚本家の味方
 下読みの仕事
 お断りするのにも、理由がある
 下読みは、脚本に何を求めているか

CHAPTER 2 コンセプト:その物語にしかない魅力
 基本:コンセプトについて知っておくべきこと
 アイデアこそがハリウッドの王様
 コンセプトは売れる
 コンセプトの技巧:
 アイデアにエネルギーを注入する手段
 あるコンセプトに対する理想的な反応
 アイデアに訴えさせる
 アイデアが訴える力を強くする1
 2の方法
 タイトルを魅力的にする
 人気のあるジャンルを選ぶ
 実例:コンセプト創りの脚本術

CHAPTER 3 テーマ:普遍的な意味
 基本:テーマについて知っておくべきこと
 テーマの技巧:テーマを仄めかせる
 テーマを語らず見せるための9つの技
 実例:テーマ創りの脚本術

CHAPTER 4 キャラクター:共感を掴む
 基本:キャラクターについて知っておくべきこと
 キャラクター造型に必要な5つの質問
 キャラクターの技巧:キャラクターとの絆
 キャラクターとその変化を見せる
 キャラクターの人格や個性を
 ページ上で見せる6つの方法
 キャラクターとの絆

CHAPTER 5 物語:高まる緊張感
 基礎:物語について知っておくべきこと
 物語対プロット
 プロットの技巧:読む人の心を
 最後まで釘づけにする
 面白いと思わせることが、すべて
 興味/魅力/洞察/畏敬
 好奇心でそそる、驚かせる
 期待/希望/心配/恐れ
 サスペンス/意図/不安/心配/疑念
 驚き/狼狽/笑い
 スリル/喜び/笑い/悲しみ/勝利
 共感/情/賞賛/軽蔑
 メロドラマと感傷
 実例:物語創りの脚本術
 即座に読者の心と共感を掴む技
 実例:キャラクター造型の脚本術

CHAPTER 6 構成:のめりこませるための設計
 基本:構成について知っておくべきこと
 構成の技巧:それぞれの幕が持つ感情的要素
 第一幕 関心を掴む
 第二幕 緊迫感と期待感
 第三幕 満足
 実例:構成の脚本術

CHAPTER 7 場面:心を奪って釘づけにする
 基本:場面について知っておくべきこと
 それぞれの場面は、小さな物語である
 劇的な場面に必要な要素
 場面とキャラクター
 技巧:最高の場面を書くために
 心を奪う場面を創る技
 実例:場面設計の脚本術

CHAPTER 8 ト書き:スタイリッシュに心を掴む
 基本:ト書きについて知っておくべきこと
 素人がよく犯す間違い
 脚本執筆、技巧の基礎
 技巧編:動くト書き
 読者の関心を操る
 動きを与える
 読者を釘づけにする
 キャラクターの描写
 場所の描写
 おまけ。プロが教えるコツ
 実例:ト書き描写の脚本術

CHAPTER 9 台詞:鮮烈な声
 基本:台詞について知っておくべきこと
 最高の台詞の特徴
 やってはいけない台詞の失敗
 技巧:鮮やかな台詞を書くために
 感情的インパクトを与える技
 個性的な台詞を生む技
 さり気ない説明の技
 サブテクストの技
 鼻につく台詞でも構わないとき
 何度でも書き直す
 台詞を試す
 台詞の達人から学ぶ

CHAPTER 10 最後に:ページに描く
 改稿のコツ
 脚本を読んで盗む
 脚本家はページに描く

基本情報

ページ数
440ページ
出版社
フィルムアート社
言語
日本語
発行年
2016年
ISBN10
4845915820
ISBN13
978-4845915828