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実話に基づく作品の効用と課題バック 淳子(USC School of Cinematic Arts, Peter Stark Producing Program)

“Based on a true story” (この物語は、実話に基づいています) という断り書きを映画の冒頭で目にすることも多い昨今、実話に基づくからこそ登場人物に共感を覚え、勇気や希望を与えられた経験を持つ観客も少なくないだろう。インディペンデント映画プロデューサーや投資会社などに米国内の映画産業のデータを提供する、映画に関するデータ収集サイトThe Numbersによると、実話に基づく映画の本数は1929年から2016年公開予定にかけて計2,023本。そのうち、ドキュメンタリーが1,403本と最多だが、ドラマも447本に上り、最近ではアカデミー賞にノミネートされた『フォックスキャッチャー』をはじめ、『Black or White』『McFarland USA』など良作が目立つ。好調に映る実話に基づく作品だが、映画のみならず、テレビ、ドキュメンタリー業界で活躍する、あるいは経験を持つ数人に取材し、その効用と課題を探った。

目次

1. はじめに
2. 実話に基づく映画はドラマに集中
3. マーケティングからみた魅力
4. ドキュメンタリーの可能性
5. リアリティではないリアリティ番組
6. まとめ

基本情報

ページ数
8ページ
出版社
経済産業省
発行年
2015年