2017.12.7 主な実施内容及びプログラム監修を更新しました
2017.12.12 主な講師陣を追記しました
公益財団法人ユニジャパンでは、経済産業省の委託事業 (平成29年度人材発掘育成・国際ネットワーク構築事業) を受託し、コンテンツ産業の国際展開及び国際共同製作を推進するため、企画開発・制作実務・資金調達・契約・マーケティング等のノウハウを身につけ、ジャンルの壁を越えてプロデュース業務を行う「国際コンテンツビジネスプロデューサー」の育成を行っております。その一環として、米国西海岸の名門ビジネススクールであるUCLA Anderson School of Management (UCLA Anderson) の協力のもと、「Future of Entertainment」をテーマにした1週間の短期集中プログラムを、ロサンゼルスにて開催いたします。
近年のコンテンツ業界は、既存のメディア構造の変化や新たなサービスの普及、技術的なイノベーションによって大きく変化しています。コンテンツビジネスにおいて常に世界を牽引しているハリウッドでも、劇場やテレビといった従来型メディアからネット配信への移行、VRの普及、ITジャイアントのコンテンツ製作への進出など、事例は枚挙に暇がありません。そのような中で、新たなビジネスチャンスをつかむためには、常に最新技術や業界トレンドにアンテナを張り、既存のモデルを上手く対応させる、もしくはまったく新しい機会を創出する必要があります。
今回のプログラムの監修を行っているのは、UCLA Andersonにおいてエンタテインメント分野に関する世界トップクラスかつ先進的な教育を行っているCenter for Management of Enterprise in Media, Entertainment and Sports (Center for MEMES) です。
プログラムでは、Center for MEMESの協力のもと、テック系企業の新興集積地であるシリコンビーチやハリウッドの業界関係者及びUCLA Andersonの教授陣から最新のビジネスシーンを学ぶレクチャー、新たなコンテンツビジネス企画の開発に取り組むグループワーク、Center for MEMESが毎年主催しているコンテンツビジネスイベント「Pulse Conference 2018」への参加等を通じて、未来のコンテンツビジネスについて学び、考えていくことを目的としております。
なお、プログラムにおける講義の使用言語は全て英語となり、通訳の随行はございません。
本プログラムへの参加を希望される方は、以下の概要を必ずご確認のうえ、お申し込みください。
○ 事務局によるオリエンテーション
○ UCLA Anderson教授陣及び業界関係者によるレクチャー
UCLA Andersonの教授陣や業界のプロフェッショナルをスピーカーに迎え、新たなコンテンツビジネスの潮流や、エンタテインメント業界におけるマーケティング及びデータ分析、リーダーシップ等について学び、議論します。各日のレクチャーでは以下のようなテーマを取り上げる予定です。
○ コンテンツビジネス企画開発ワークショップ
「コンテンツ×イノベーション」をテーマに、参加者同士でチームを構成してビジネス企画の開発に取り組みます。ハリウッドのスタジオやTVネットワークから提供された既存のIPをもとにして、その作品IPから得られる収益を最大化するためのフランチャイズビジネス戦略を考えていき、木曜日には、各チームが開発したビジネス企画をプレゼンテーションして、ハリウッドの業界関係者等から講評を受けるピッチセッションを実施します。
○ PULSE Conference 2018
今年で7年目を迎えたUCLA Anderson主催のワンデイイベント「PULSE Conference」への参加を予定しています。このイベントは、400名を超えるMBA学生、卒業生、そして業界プロフェッショナルが参加し、エンタテインメント、スポーツ、テクノロジー分野の最新トレンドや課題、今後の可能性について広く共有し、議論する場としての役割を果たしています。
PULSE Conference 2017では、Les Moonves (Chairman of the Board, President and CEO / CBSコーポレーション)、Stan Kasten (President and CEO / ロサンゼルス・ドジャース)、Steve Bartels (CEO / デフ・ジャム・レコーディングス) らをゲストに迎え、パネルディスカッションやインタビューセッションが行われました。
○ 企業訪問
ハリウッド大作やIPによるフランチャイズ作品を手がけている映画スタジオもしくはTVネットワークを訪問し、会社見学を行うとともに、エグゼクティブとのQ&Aセッションを行います。(20世紀フォックス社、パラマウント・ピクチャーズ社、Youtube社等と現在調整中)
○ レセプションとネットワーキングパーティー
Michael Lombardo (Former President of HBO Programming)
1983年より30年以上HBOで製作や編成を手がけ、2007年より番組編成のトップとして『Game of Thrones』や『Veep』といった数々のヒット作を世に送り出してきた。2016年よりインディペンデントプロデューサーとして活動し、現在はHBOとTVシリーズ『Who Fears Death』を開発中。
Brian Frons (Distinguished Visitor at UCLA Anderson School of Management)
2006年から2012年までの7年間、ABC DaytimeのPresidentを務め、15年以上続く昼帯のトーク番組『The View』や革新的なグルメ番組となった『The Chew』等を手がけた。現在はUCLA Andersonにてエンタメ専門科目である『Managing Creativity for Profit in Entertainment and Technology』を教えている。
Iris Firstenberg (Adjunct Associate Professor of Management and Organizations at UCLA Anderson School of Management)
UCLAにて認知心理学の修士及び博士課程を修了し、2004年よりUCLA AndersonでCreative Problem SolvingやInnovative Thinkingを専門に教えている。
Mark Francis (Distinguished Visitor at UCLA Anderson School of Management)
スポーツビジネスにおけるマーケティングやビジネス開発を専門とし、NHL Winter ClassicやMLB All-Star FanFestといった数々のスポーツイベントを主催するBaAM Productionsのコンサルタントを務める一方、UCLA Andersonでは『Sports Management』を教えている。
※このほかにも、NetflixやHulu、Amazonといった配信事業関係者、SonyやParamountといった大手スタジオVR・AR事業関係者等、複数のコンテンツビジネス関係者の参加を調整中。
Sanjay Sood (Faculty Director, Center for MEMES, UCLA Anderson School of Management)
イリノイ大学を卒業後、米国Central Corporationに入社して製品マーケティングを担当するなど経験を積んだのち、ケロッグ経営大学院、スタンフォード大学経営大学院を経て、現在はUCLA Andersonにおいてメディアやエンタメ関連の授業を監修するとともに、ブランドエクイティ及び消費者の意思決定に関する研究を行っている。また、テクノロジーやエンタメ関連企業と研究や教育において協力するなど、業界とのつながりも深い。
Jay Tucker (Executive Director, Center for MEMES, UCLA Anderson School of Management)
スタンフォード大学卒業後、コロンビア大学にて教育工学の修士号、UCLA AndersonにてMBAを取得し、USC Marshall Business School内の研究機関Institute for Communication Management Technologyでマーケティングやプログラム開発を担当したのち現職に就く。また、2012年より開催されている「Silicon Beach at USC」の立ち上げや、Center for MEMES主催の「PULSE Conference」の運営など、コンテンツ分野におけるビジネスとテクノロジーの関係に焦点を当てた様々な企画に関わっている。
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コンテンツビジネスに必要となる知識を解説する書籍を紹介。
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コンテンツビジネスに必要な法務、税務、会計等の知識に加え、資金調達やチーム編成等についても解説
コンテンツ製作の核となる企画開発や、制作にあたってのプロセスや手法について分野ごとに解説
業界にイノベーションを起こす革新的な技術をはじめ、コンテンツビジネスを支える各種技術について解説